訪問日:2021年12月18日
お城好きにとっての年末のビッグイベントと言えば「お城EXPO」です。昨年はコロナ禍ということで、オンラインで厳選プログラムを聴講しただけでしたが、今年は緊急事態宣言やまん延防止などが発令されておりませんので、オンライン聴講に加え、現地を訪れることにしました。
パシフィコ横浜ノース
お城EXPOが開催される会場は昨年からパシフィコ横浜ノースとなりました。パシフィコ横浜ノースの最寄り駅はみなとみらい線みなとみらい駅と紹介されますが、横浜駅からも余裕で歩いていけます。特に横浜駅でみなとみらい線に乗り換える人は横浜駅から歩いたほうが良いと思います。
横浜駅から外に出る道順が少し分かりづらいですが、日産グローバル本社を目指して歩き、日産本社を通り過ぎたならば、グーグルマップなどを参考に歩けば大丈夫です。一点気をつけるべきは、横浜駅から歩くと地上(1階)に到着しますが、1階からは入れず、階段あるいはエレベータで2階に上がる必要があることです。
厳選プログラム
まずは城めぐり観光情報ゾーンで日本各地のお城のパンフレットなどを入手しました。早く新型コロナが収まって、心配なくお城めぐりができるようになってほしいですね。
色々見ていると厳選プログラムの開始時刻が迫ってきたので、会場に移動しました。今回は、本丸御殿会場で開催される厳選プログラムはオンラインで聴講するので、現地ではオンラインで聴講できない
・城から探る小田原合戦「土の城」小田原城と「石の城」石垣山城
・知られざる姫路城天守の秘密と魅力~秀吉姫路城から始まった天守軍事化~
を聴講することにしました(チケットはチケットぴあで購入済みです)。
小田原城に関する話では、総構に対する北条氏政の思いが印象に残りました。上杉謙信、武田信玄に小田原城を包囲された時、城は落城しませんでしたが、城下は荒らされました。
北条氏は禄寿応穏と刻まれた虎朱印を家印として用いていました。禄寿応穏には、禄(財産)と寿(生命)が応(まさ)に穏やかであるように人々が平和に暮らすという願いが込められています。しかし、上杉や武田に攻められた時にはこの願いが守られませんでした。
豊臣秀吉との合戦を控え、北条氏政は今度こそ禄寿応穏を守るという思いで総構を築いただろうという講演者である諏訪間館長の考えは非常に印象に残りました。私もそう思いますし、ますます北条氏が好きになりました。
姫路城の話はお城の見方に非常に有意義で、姫路城に対する見方がレベルアップしたのはもちろん、他の城に対する見方もレベルアップしたように思えます。講演者である三浦正幸さんの新刊が来年1月に出版されるとのことなので、必ず購入して勉強しようと思います。
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最後に
お城EXPOは今年もとても楽しいイベントでした。コロナ対策もしっかりなされており、安心して、イベントを楽しむことができ、来年以降も継続して訪れたいと思います。
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