訪問日:2021年10月24日
まいまい東京が主催するツアーに参加するために川越を訪れました。ツアーのことは別の記事(「【川越城】江戸時代の道が縦横に残る川越城へ!」ツアーに参加しました)で書くことにして、本記事ではツアー参加前に訪れた喜多院のことについて書きたいと思います。
川越大師 喜多院
小江戸と呼ばれ、江戸時代の町並みを残す川越を観光で訪れたならば、絶対に外せない場所は喜多院です。天海僧正が住職を務められ、関東天台宗の総本山であった格式の高さはもちろん、1638年の大火の後、江戸城から建物を移築したので、徳川家光誕生の間、春日局化粧の間などの国指定重要文化財を始め、価値の高い文化財が数多く残されています。
喜多院では拝観料を払って堂内を参拝し、その後、五百羅漢を拝観するのが一般的だと思います。もちろん、それで問題ないのですが、お城好きの方にはそれだけではなく、是非、見てもらいたい場所があります。それは堀です。
喜多院の堀
下の喜多院の境内図を見ていただければ分かるように仙波東照宮の周辺やどろぼう橋がかかる辺りに堀が残っています。喜多院は川越城の出城だったという説もありますので、しっかりした堀で囲まれていたのでしょうね。
この堀、現地で見てもらえれば分かりますが、結構しっかりした堀で、堀だけ見ていると、どこかの山城にいるような気がします。
仙波東照宮
堀を見るならば、仙波東照宮も訪れましょう。東照宮という名前からもちろん神君徳川家康を祀る神社であり、日光東照宮、久能山東照宮と並び、日本三大東照宮の一つに数えられています。
正面から入り、随神門をくぐると堀にかかる石橋があります。更に歩を進めると石段があり、登りきると正面に拝殿が目に入ります。拝殿で家康公にお参りした後、境内を見ると、石狛犬が地面に直接置かれていました。狛犬を置く台が無くなってこのような形になったと思いがちですが、元々このように地面に直接置かれていたのだそうです。
上野東照宮と同じように石燈籠がありました。上野東照宮は全国の大名家からの寄進でしたが、こちらは川越城主からの寄進のみのようです。
最後に
立派な堀が楽しめる寺院はあまりないと思いますので、喜多院を訪れたお城好きの方は是非、堀を楽しんでください。
この記事へのコメントはありません。