訪問日:2020年6月20日
新型コロナウイルスのため、久しくお城めぐりが出来ていませんでしたが、6月19日(金)から都道府県をまたぐ移動が全国を対象に緩和されましたので、週末にお城めぐりへ行こうと思いました。県をまたぐ移動が緩和されたので県外のお城も考えましたが、節目節目で小田原城に訪れていますので、県内の小田原城に行くことに決めました。
小田原城へ
いつものように小田原駅から歩いてお城に向かいます。しばらく歩くとお堀に到着。小田原城のお堀の景色を見て、「緑が綺麗だな」と感じました。そして、再びお城めぐりが出来ることの有り難さを感じました。また「自分自身がお城めぐりが好きなんだな」と改めて感じました。
馬出門から入り、天守閣を目指します。途中、花菖蒲が綺麗に咲いていましたので、寄り道して、花菖蒲を鑑賞しました。また紫陽花も綺麗でした。花菖蒲や紫陽花など季節の花が楽しめるのも小田原城の良いところですね。
天守閣
そして、本丸に到着。
上の写真で天守閣の向かって左側に白いテントがありますが、天守閣に入るには、まずテントで体温を検査します。そして、アルコール消毒液で手を消毒してから天守閣に入ることが出来ます。ウィズコロナ時代には必要なことですね。このようなことを実施しているから、安心して天守閣の展示を鑑賞することが出来ます。
天守閣内にもソーシャルディスタンスをとるように伝える案内などがあり、特に良いなと思ったのは、北条五代(宗瑞、氏綱、氏康、氏政、氏直)がマスクをしている画です。もし戦国時代にマスクがあったならば、北条家の当主は率先してマスクをしていたと思います。
天守閣の2階は「戦国時代の小田原城」という北条氏関連の常設展示になっていますが、「疫病の流行と危機管理」という特別コーナーが設けられていました(2階は撮影禁止ですが、このコーナーのみ写真撮影可となっていました)。
北条五代記には、伊豆に侵攻した伊勢宗瑞(北条早雲)は疫病に苦しむ村々の惨事を目にし、兵士たちに村人を看病させたという逸話が記されているそうです。これが事実であったかは明らかではないそうですが、民を大切にした北条氏らしい逸話だと思います。また北条氏康も長年飢饉が続いたところに疫病が大流行して多くの民が亡くなったので、責任を取り、隠居したそうです。今も昔も、疫病は人類にとって大きな問題なのだと再認識しました。
最後に
実は直前まで行くかどうか迷っていましたが、訪れて正解でした。ウィズコロナ時代には、自粛ばかりでは駄目なので、新型コロナ対策をしっかりしつつ、お城めぐりを徐々に再開させていきたいと思います。
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