訪問日:2023年4月22日
以前、二条城を一周した時のことを記事に書きましたので、今回は名古屋城を一周した時に感じたことを以下に書きたいと思います。
空堀
地下鉄名城線名古屋城駅で下車。ここから一周するには正門方向に歩くか東門方向に歩くかを決める必要があり、今回は正門方向へ歩くことにしました。
まず最初に感じるのは空堀の大きさです。空堀を見るだけで圧倒されます。昨年のお城EXPOで三浦先生が名古屋城のことを「戦略核兵器の城」と称されたとおり、空堀を見るだけで名古屋城は絶対に攻め落とすことができない城だと感じます。
横矢を可能にする為の石垣の折れも良い感じです。しばらく歩くと二之丸大手二之門が見え、更に歩くと正門に到着です。二之門への橋は石垣ですが、正門への橋は土橋となっており、異なっています。今回はお城の周りを一周ですので、正門から城内に入らず、先を進みます。
空堀から水堀
しばらく歩くと空堀から水堀に変わる地点に来ました。ここで印象的だったのは歩道が下り坂になっている、つまり、空堀側から水堀側へ道が下っていることがはっきり分かったことです。名古屋城は低い場所は水堀になっていて、そうでない場所は空堀になっていると聞いていましたが、実際にそのことがはっきり分かるとは思っていなかったので、驚きました。
今まで何度か名古屋城を訪れていますが、いずれも東門あるいは正門から城内に入り、ここまで来たことがなかったので、水堀越しに見る名古屋城の風景はとても新鮮で、水堀越しに見る石垣群はまるで瀬戸内海に浮かぶ小島を見るようで、とても美しく感じました。
しばらく歩くと天守閣が見えてきました。もちろん、水堀越しに名古屋城の天守閣を見るのは初めてで、とても美しく感じました。水堀越しの天守閣は絶対に見ておくべき風景だと思います。
少し歩くと次は西北隅櫓が見えてきました。小規模なお城ならば、天守でも不思議ではない大きさの櫓です。西北隅櫓も城内側から見るのと水堀越しに見るのでは印象が全然違います。水堀が大きいので、海に浮かぶ海城という気がしました。
しばらく歩くと再び天守閣が見えてきました。横矢掛りの石垣の向こうに見える天守閣も良い風景でした。
水堀から空堀
歩を進めると水堀から空堀に変わる地点に来ました。こちらにおいても、水堀側から空堀側へ道が上っているのがはっきりと分かりました。またこの辺りは草が生い茂っており、名古屋城が築城される前の原風景を見ているようでした。
最後に
今回初めて名古屋城の周りを歩いてみて、水堀越しの風景がとても印象に残りました。また空堀と水堀の境で高低差を実際に感じられたことも良かったので、名古屋城の周りをぐるっと一周はお勧めです。
この記事へのコメントはありません。