訪問日:2019年1月27日
寄居駅で下車。改札を出ると、北口と南口がありましたが、案内を見ると鉢形城に行くには南口から出るとのことで、南口から外へ。駅前からのんびり歩いていくと、やがて荒川にかかる正喜橋に到着。橋の上から見る荒川の景色は中々でした。橋を渡り切ると、右手に「史跡鉢形城址」と書かれた石碑があり、鉢形城に到着しました。
史跡1
石碑のある曲輪に入り、案内を見ると笹曲輪とのこと。笹曲輪とは何か知らなかったので後ほど調べると、鉢形城歴史館のページに
笹の葉のように小さい曲輪という意味で、本曲輪の外側に設けられ、本曲輪が直接外側に露呈することを防ぐ役割を果たしています。
とありました。
歩を進めると、次は伝御殿曲輪の案内がありました。少し高くなった箇所を歩いていき、階段を下って少し歩くと、「二・三の曲輪」、「鉢形城歴史館」を示す案内がありました。どちらに行こうか迷いましたが、笹曲輪、伝御殿曲輪を歩いても、いまいちピンとこず、鉢形城歴史館に行って、全体像を把握することにしました。
行く途中、愛称が「氏邦桜」というエドヒガンがありました。樹齢は150年ほどと推定されるそうで、立派でした。機会があれば、是非、花が咲いた時に来てみたいです。
また深沢川も横切りました。鉢形城の案内で「城の中心部は、荒川と深沢川に挟まれた断崖絶壁の上に築かれていて」とありますが、今回の訪問では深沢川はここしか見なかったので、次回はもう少し見たいと思います。
鉢形城歴史館
入館料200円を払い、入っていくと、再現された櫓門がありました。現存例はないそうですが、毛利家の小田原陣仕寄陣取図には描かれているそうです。櫓門の上に弓を構えた人形と鉄砲を構えた人形があり、門をくぐる時、弓を構えた方向を通るので、リアルさを感じました。
鉢形城ワープステージがあり、「鉢形城と北条氏邦」、「鉢形城バーチャルツアー」のビデオを見ることができました。「鉢形城と北条氏邦」の中では、北条氏邦は翕邦挹福(きゅうほうゆうふく)と刻まれた印を使用していたことが印象に残りました。領民の幸せを願う北条氏らしい印ですね。またバーチャルツアーは当時の場内の様子をCGで再現しており、鉢形城の全体像を掴むのに役に立ちました。
史跡2
鉢形城歴史館を出た後、二の曲輪、三の曲輪に向かいました。三の曲輪や伝秩父曲輪には、発掘調査の成果を基に戦国時代の築城技術を今に伝える石積みの土塁、門、池などが復元されているので、鉢形城の凄さを実感することが出来ました。そして、帰りに再び、伝御殿曲輪に戻り、ここに北条氏邦の屋敷があったんだなと当時に思いを馳せました。
最後に
今回の訪問だけで鉢形城を理解することは当然無理ですので、これからも機会を見つけ、何度も訪れようと思います。
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