入りづらい?丹波亀山城を訪問

丹波亀山城

訪問日:2020年11月27日
丹波亀山城は今年の大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公である明智光秀が丹波攻略のために築いたお城であり、私もそうですが大河ドラマを機に訪れようと考える人も多いと思います。

しかし、現在、丹波亀山城は宗教法人大本が管理しているので、訪問を躊躇(ちゅうちょ)する人もいると思います。そこで、今回他の人が書いたブログなどは読まず、「丹波亀山城を見学するには大本で受付をする必要がある」という情報だけを知っている状態で丹波亀山城を訪れました。

南郷公園

JR亀岡駅で下車、改札を出て、南口から外へ。駅からまっすぐ伸びる道を歩いていると明智光秀の銅像と丹波亀山城の外堀として使われていた南郷池が目に入りました。案内によると、明智光秀像は本徳寺所蔵の肖像画を基にして2019年に造られた比較的新しい像とのことです。ここから、池に沿った道を歩きます。お城の外堀を眺めながらのんびり散歩できるのは羨ましいです。

明智光秀像

明智光秀像

南郷公園

南郷公園

やがて、丹波亀山城の北方面への出入口であった城門「保津門」跡に到着し、そこで右折し、しばらく歩くと「城址見学の皆様へ」と書かれた看板が設置された入口に到着しました。

案内

案内

大本

看板には『丹波亀山城址・天守台拝観には「ギャラリーおほもと」入館券(300円)が必要です』とあり、これは事前情報で知っている通りでしたが、どこで購入すればよいのかが分かりません。入口から真っ直ぐ伸びる道には建物などは見当たらず、そもそもこの道を歩いてよいのかも分かりません。

入口

入口

よく分からなかったので中には入らず、駅からの道を更に進むともう一つの入口があり、ここは正面先に建物が見えたので、「あの建物で入館券を購入するのだ」と思い、中に入りました(受付後に頂いた案内図によると、最初の入口は歩行者入口でそのまま入っても大丈夫です。2つ目の入口は自動車入口で、もちろん、こちらから中に入っても大丈夫です)。

建物は「みろく会館」と呼ばれ、中に入ると総合受付がありました。お城の見学をしたい旨を伝えると、検温、入館カードに記入、入館券300円を購入後、天恩郷案内図を用いて、見学ルートを教えてもらいました。
※本記事を書くために調べると、令和3年1月17日までの見学は有料ですが、禁足地である「明智光秀公お手植えの銀杏」と伝わる天恩郷銀杏台に上がることが出来るとのことでした。

丹波亀山城見学

案内通り、まずは2階に上がり、ギャラリーおほもとで丹波亀山城を紹介するDVDを見ました。そして、みろく会館から出て、いよいよ丹波亀山城の見学開始です。頂いた天恩郷案内図にしたがって歩くと、かっての内堀跡である万祥池と石垣が目に入りました。やはり、石垣が見えるとテンションが上ります。

万祥池の石垣

万祥池の石垣

歩を進めると万祥殿に到着。こちらの建物を訪れた時は手を合わせましょう。お城の見学に来たとしても、神仏には手を合わせるべきだと思います。参拝した後、少し歩くと門に到着し、こちらは当時の本丸入口にあたるとのことです。

本丸入口

本丸入口

門の先はクランク状になっており、曲がると天守の石垣が見えました。紅葉と石垣の景色はとても美しく、しばらく立ち止まり、眺めていました。

クランク

クランク

天守石垣

天守石垣

天守石垣の下3分の1ぐらいが安土桃山時代、つまり明智光秀築城当時の穴太積みとのことです。

穴太積み

穴太積み

また「亀岡の名木 大本天恩郷の大イチョウ」の案内がありました。初代の大イチョウは明智光秀の手植えと伝えられておりますが、残念ながら江戸時代中期に台風で倒れ、新たに若木を植えたそうです。
この案内板は階段の下、大イチョウは階段の上にあり、大イチョウに関する情報を知らずに来たので、案内を読んだ後、しばらく大イチョウはどこにあるのだろうと周りをキョロキョロ見渡してましたが、当たり前ですが、見つけることは出来ませんでした。

天守石垣に造られた階段を上ります。上述したように普段は入れない場所ですが、今の期間は特別に入ることが出来ます。階段を上がった場所は神域になっており、「大イチョウはここにあったんだ」と思い、月宮宝座はとても神聖に感じました。

階段を下りると、紅葉と石垣の景色が奇麗でしたので、たくさん写真を撮り、丹波亀山城を後にしました。

紅葉と天守石垣(1)

紅葉と天守石垣(1)

紅葉と天守石垣(2)

紅葉と天守石垣(2)

最後に

見学できる場所は限られていますが、印象深いお城めぐりになりました。大本主催のガイドツアーもあるようなので、機会があれば参加してみたいと思います。

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