2022年を振り返って & 来年の抱負

彦根城玄宮園

今年は、3月の「小田原城ツアーに参加&復習」から12月の「お城EXPO2022に行きました」まで、14本の記事を書きました。ここ数年毎年書いているとおり、記事数が少ないと思いますが、来年は大河ドラマの主人公が徳川家康ということもあり、家康関係のイベントが増えるので、今年以上に書きたいと思います。

今年訪れたお城の中では、5月に訪れた高取城が印象に残っています。高取城は以前から訪れたいと思っていたお城のひとつですが、なかなか機会に恵まれなく、訪れることが出来ていませんでした。しかし、今年、まいまい京都がオンラインサロン「日本お城サロン」を立ち上げ、ツアーを企画したので、念願かなって訪れることができました。
壺阪山駅から土佐街道を歩き、その後、山を登って、山頂の石垣群を見られたのは良い思い出です。

11月に訪れた仙波東照宮の徳川家康御神体の公開も強く印象に残っています。私は昔所沢に住んでいたことがあり、その頃、川越によく行っていましたので、川越は思い出深い場所です。ですので、御神体公開のニュースを知った時、絶対に訪れようと思いました。
御神体は衣冠束帯姿ではなく、勝軍地蔵に似た姿でしたので、最初は戸惑いましたが、像は家光の命で作られたことを知り、家康のことが大好きだった家光の思いを感じることができました。

同じく11月に訪れた彦根城訪問も強く印象に残っています。昨年の記事「2021年を振り返って」において、

私自身、寺社めぐりを長くやっており、神仏にも興味があるので、神仏とお城の関わりは非常に興味のある分野です。よって、来年はそのことに関して、何かブログに書ければと思っています。

と述べており、魔を払う猪目石、呪術的な鏡石を書くことが出来、目標が達成できたので、印象深いです。
猪目石に関しては、他のお城でも結構ありますので、来年は猪目石目当てにそのようなお城に訪れたいとも思っています。
呪術的な鏡石に関しては、小和田先生の本「戦国城郭に秘められた呪いと祈り」において、『富山城の5つの鏡石が木、火、土、金、水の陰陽五行説に基づいたもの』と挙げられているのみですので、彦根城太鼓門の陰陽の鏡石はとても貴重だと思います。といっても、現状、太鼓門の鏡石が呪術的であると言っているのは私だけだと思うので、是非、彦根城を訪れて、鏡石をじっくり見て、感じて欲しいと思います。

また昨年の12月にブログ独自のいいねボタンを付けました(いいねを押してくれた皆様、ありがとうございました)。いいねが多かった記事ベスト3は
1. 北条氏 禄寿応穏と書かれた虎の印における虎の意味
2. 二条城 二の丸御殿 障壁画に描かれている虎の本当の意味
3. 早川駅から歩いて石垣山一夜城を訪城
でした。

虎の印における虎の意味に関しては定説がないので、来年の小田原北条氏誕生500年記念(伊勢から北条に改称して500年)に何か進展があればと思います。

二条城の虎の意味に関しては、12月14日のBS朝日で放送された「二条城に隠された徳川家の仕掛け」において、

豪華な唐門をくぐり、国宝「二の丸御殿」へ。城を訪れた人が控える部屋「遠侍(とおざむらい)」には、虎や豹が描かれており、それは来訪者を威圧するため、と言われてきましたが実は近年、別の理由もあったと考えられているとか。

とあるように、「威圧するため」とは別の理由も徐々に広まってきています。二条城を訪れた際は、是非、描かれている虎をじっくり見て、対話して欲しいです。
虎 → 獰猛な動物 → 威圧を与える
のような単純な考えになるのは、絵と対話が出来ていないからだと思います。

石垣山一夜城に関しては、小田原宿観光回遊バス うめまる号に乗って訪れることもできますが、歩けるならば、歩いたほうが良いと思います。記事が歩いて訪れたいと考える人の役に立っているならば、書いて良かったなと感じます。

以上、今年を振り返りましたが、来年も戦国時代に関する訪城記を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

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